Shinai Naru Kimi e (親愛なるきみへ) [Part 2:] Tori to Tori (鳥と鳥)
自転車に乗って風のはやさでむせかえるくらい花の香る 3番通りの坂を下ってく輝きに満ちた夏の歌を 叫びながら馬鹿をやっているそんな君を窓から見ていた身体を呪いながら
あの頃そんな少年達の間で流行っていたシネマの裏にある秘密の場所では血の誓いを結び合ったりさどうなってもおかしくないこと知らないから なんでもできたんだ
「そう いつだって 大人たちが不安がっても 知りもしないで」そう呟いて 窓を閉じた秘密なら僕も持っていたよ毎晩 夢の中で君になっていた
そして僕が君に会ったのは 週末つれられてく教会ふてくされ よそみをしていた君は僕をすぐに見つけてさ少年同士らしいはやさで 笑い合って友達になっていた光が射していた
もういつだって君と同じ そう思ってた でもそうじゃなくてあの日だけ それっきりだった鳥かごを覗いた鳥と眼があっただけだ夢も見なくなった
なんとか大人になれた僕は 今さら見るようになったんだ鳥かごの中から君に さよならを言うさよならを言う 何度もさよならを言う さよならを言う永遠の夢 永遠の影