Sex and Summer
自分に恋をする僕らは借り物の車を走らせ仲間たちと広い丘で遊んでるそれでも何かが違うと忘れ去られた路地の先手つかずの大きな壁を見つけた
青色のペンキを買ってきて塗ろうツバメの飾りを持ってきて飛ばそう「君に似た男の子を描こう」「君に似た女の子を描こう」
丸描いて指先で伸ばして滲んだら端っこをかさねて飛び跳ねて浮かんだらそのまま虹と虹つなげたら帰ろう暗くなる暗くなる夜だまた会えるまた会える明日を迎えよう迎えてもきっとあの丘で変わらない日々が過ぎて僕らは結局は飛べ(ば)ない
あの時から僕が踏み切れない奴でいること君はたぶん分かってるんだろういやそれとももう考えることもやめてまた後部座席で気だるそうにしてるのかい
そのうち油が切れたそいつを乗り捨ててなにかしらを悟った君はいなくなった置いてけぼりにされた僕は未だにあの1日を夢に見てる
丸描いて指先で伸ばして滲んだら端っこをかさねて飛び跳ねて浮かんだらそのまま虹と虹つなげたら帰ろう愛してる愛してる言わなきゃまた会えるまた会えるあの日に戻れたら戻れてもきっとあの丘で変わらない日々が過ぎて僕らは結局は飛べ(ば)ない