Rokugatsu no Sora wo Terasu (6月の空を照らす)
雲の上 猫 唸りを上げていた粘土の空 うごめいた誰も耳を貸そうとはしないよラジオをつけ家を出る
新宿は大きな布に覆われて緊急事態 僕ら逃げられない
雨が降っていたネジが緩んだようなんだ君は待っていた僕は驚いた 密かに
神々しく、柔らかく、まんまるな死がもたらされるならばもうひとつだけ頭が欲しくなったんだはじまりも終わりも同じ事だ
雨が降っていたネジが緩んだようなんだ君は待っていた僕は吐きそうだ 光を空へ
あのマンホールの向こうへねじれた傘のなかのメリーゴーランド
雨が降っていたネジが緩んだようなんだ君は待っていた僕は吐きそうだ 光を空ヘ
ネジが緩んだようなんだ僕の背後に誰がいるか教えて?そっと