Seven
硝子の夢に描いてその温もりに抱かれて微かな声に目覚めて「私ヲココデ殺シテ…」
浮かび上がるその姿は現実の中でどれだけ求めても僕には戻らない
思い出せないはずの消えた記憶が 僕をまた狂わせてゆく「忘レナイデ」そんな消えた言葉が甦る“君は誰なの…”
割れた硝子を集めてパズルのように合わせて
震えながらこの両手を小さく差し出して光に怯えた僕は抜け出せないまま
僕の腕の中で消えた君の記憶だけが見つからない君の破片 すべて拾い集め僕は何処へゆけばいいの
霧の中で僕を見つめる君のその眼差しが 今なら見える
思い出せないはずの君の姿 描きながら…忘れないように 割れた硝子のように君は 今も叫びながら ずっと僕の中で
「抱キシメテ…」