Good Shoes
それは同じ汚れ具合のダサい靴を選んで履きこなす日々でみかげ石を滑るように僕らはふわりと恋をしたんだ
二人はだれもしらない水たまりで遊んだ逆さになった空で裸足を染めながら飛んだり跳ねたりして
夕暮れなんか飽きてきた僕らは真っ青になった足をスネーカーで隠してグッドジューズこれはグッドシューズって笑う
のびきったテープみたいに幸せはいつでも半音下りでこのままじゃ ああいけないよって起き抜けの君が歌うように言うんだ
二人であの水たまりが枯れていくのを見た真上で泣いたとんびが僕らに何かを呟いているよ
羽根が生えたらきっと全てが空に舞ってしまうよ
夕立君が別れをつげた真っ青だった足を雨で洗い流してグッドシューズグッドシューズを履こう